当院の認知症患者さんへの取り組みの一環。認知症マフについて

「当院の認知症患者さんへの取り組みの一環。認知症マフについて」
 
皆さん大変ご無沙汰いたしております。高木病院の南です。
本日は当院の認知症患者さんに対する取り組みについてお話ししたいと思います。
特に入院患者さんへの対応です。
また私事で恐縮ですが、私の身内も15年前ぐらいですが、認知症にかかり家族が色々と苦心しておりました。
特に入院時などに不穏状態となったり、点滴の自己抜針など当時お世話になった病院には大変ご迷惑をおかけしました。
そこであまり皆様になじみがないかもしれませんが、少しでも認知症患者さんが心穏やかにできるような品物(ツール)として「認知症マフ」の導入を始めました。(高木病院ホームページの看護部部門の看護支援センターのページに詳細及び実物の写真があります。)
当院の看護部職員の手造りです。一つ一つ心を込めて編み上げました。
この マフとは柔らかくて暖かい毛糸の筒のことで、この中に手を入れると気持ちが 落ち着きます 認知症患者さんをはじめ、皆さまにやさしい看護を提供して参ります。

先のごとく認知症の身内の対応をした経験上、ご家族様の大変さは身をもって理解している所存です。
これから日本は未曽有の高齢化社会に突入し、さらに合わせて大量の認知症が発症すると言われています。
これは避けられないことです。
それに対し、少しでも患者さん及びそのご家族が心安らかに過ごせるよう取り組んでまいりますのでどうぞご安心ください。